設備

医療機器

マイクロスコープ

マイクロスコープとは、これまで見ることのできなかった細かい部分まで見ることのできる歯科用顕微鏡です。当院はライカ社製のM320D-4Kを導入しています。

日本でも普及しつつありますが、当院では以前からマイクロスコープを使用した治療と研鑽に取り組んできました。保険治療では特に根管治療(根の治療)にマイクロスコープを活用して、より精度の高い歯科治療を提供するよう努めています。

セレック

セレックというのは歯科用CAD/CAM装置の一種で、院内でセラミック製の詰め物や被せ物を作製することができます。

このシステムは、歯の型取りも口腔内スキャナーで行うため、従来の粘土のような材料を使った型取りが必要ありません。これにより、印象材(型取りの材料)や石膏(型取りから作る模型)も必要なくなり、医療廃棄物の削減にもつながっています。

セレックのメリット

写真:口腔内スキャナー

患者様の負担軽減

従来の粘土のような材料を使った型取りではなく、口腔内スキャナーを使うため、不快感を軽減しスムーズな治療を実現します。

写真:修復物の削り出す

迅速で精度の高い治療

詰め物など院内で作製できるため、1日で治療が終わります。高精度な型取りと機械加工による作製により、口腔内にぴったりとフィットしたものができます。

写真:自然な口元

美しい見た目

高品質なセラミック素材を使用し、自然な色や質感を再現できるため、審美的にも優れています。

CT

CT、従来のレントゲンでは把握しきれない口腔内の立体的な構造を詳細に映し出すことができます。当院では、モリタ社製の高性能歯科用CT「Veraview X800」を導入しています。

骨の厚みや神経の位置を正確に確認することが可能となり、以下のような治療の安全性と成功率を高める重要な役割を果たしています。

  • 根管治療
    マイクロスコープを使用した根管治療と併せてCTを用いることでの精度の向上
  • インプラント治療
    安全にインプラントを埋入するためのシミュレーションに必須

滅菌対策

当院では、滅菌システムにクラスBの高圧蒸気滅菌機を用いています。また、超音波洗浄機やヒートシーラーを用いて患者様に安心して治療を受けていただけるよう感染対策を行っています。

クラスB滅菌機

クラスB滅菌機は、歯科器具を高温・高圧の蒸気で滅菌するための機器です。
歯科治療では患者様ごとに使い捨てが難しい器具が多く、これらを安全に再利用するためには、器具内部や細かい隙間までしっかり滅菌する必要があります。

当院の滅菌機は、世界最高水準であるヨーロッパ規格EN13060のクラスBをクリアしています。

このヨーロッパ規格には、小型高圧蒸気滅菌機の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されており、クラス分けはクラスN、クラスS、クラスBに分類されています。
当院では最も性能の高いクラスBの滅菌機を導入しているので、安心して治療をお受けいただけます。

超音波洗浄機

当院では、滅菌機にかける前に器具を超音波洗浄機にて洗浄します。

超音波洗浄によって細かな器具表面に付着した汚れを落とし、その後にかける高圧蒸気滅菌機による滅菌効果を最大限に発揮できるよう配慮しています。

ヒートシーラー

滅菌において欠かせないのがヒートシーラーです。滅菌する器具を個別にパックし、しっかりと密封することで滅菌機の効果が発揮されます。

当院では患者様ごとに器具を交換し、歯を削る機械はもちろんピンセットやミラーも必ずパックしてから滅菌を行っています。